5月26日(水)9時45分、大丸京都店6階多目的ホールにおいて、同志社創立135周年記念「新島襄と同志社」オープニングセレモニーが執り行われた。グリークラブによるカレッジソング斉唱、野本真也理事長の開会挨拶に引き続き、大谷實総長、野本真也理事長、八田英二大学長、加賀裕郎女子大学長、西田光明大丸京都店営業推進部長によるテープカットが行われ、5月31日(月)までの記念行事、「新島襄と同志社」の幕が開いた。
引き続き、10時15分から、Wild RoverW世号除幕式が執り行われた。Wild Rover号とは、同志社の創立者新島襄が1864年、国禁を犯して脱国した際、上海からボストンへ向かった船の名であり、同志社には極めて縁のある船名である。同志社大学ボート部は、1954年以来この船名を踏襲しており、Wild RoverW世号は、1968年10月開催のメキシコ・オリンピックにおいて同志社大学クルーが、ボート競技エイトに使用した艇である。オリンピック終了後、メキシコボート界からの要請もあり、四方久雄監督(当時)からメキシコの関係者へ譲渡されていたが、今般、同志社創立135周年記念に際し、所有していたモンテレー工科大学のご好意により同志社大学へ返還され、43年ぶりの里帰りが実現した。
同志社は、1875年11月29日の創立以来、新島の抱いた志を受け継ぎ、キリスト教を徳育の基本とし、「教育あり、智識あり、品行ある」、「一国の良心」とも言うべき人物の養成を目指した歩みを続け、現在、幼稚園から大学院に至る一貫教育を可能とする総合学園となっている。
この同志社創立135周年記念「新島襄と同志社」が、皆様に新島の志を感じとっていただき、同志社建学の精神、並びに法人内各学校へのご理解を深めていただける機会となることを心から願っている。 |