若王子山頂には同志社共葬墓地があり、1890年創立者新島襄が葬られて以来、山本覚馬やデイヴィスをはじめ同志社にゆかりのある関係者や教職員などが埋葬されています。
今年は、5月25日(金)13時30分から原大学キリスト教文化センター所長の聖書朗読ならびに祈祷、大谷総長の式辞、八田理事長の追悼のことばに続き、故谷清子氏、猿橋庄太郎氏、三塚武男氏、田中勝幸氏、浦野信夫氏、辻本哲宏氏の6名の分骨が共葬墓に埋葬されました。
当日はあいにくの雨空にもかかわらず、ご遺族、卒業生、関係者を含め40名以上の方々が葬列され、雨に洗われた鮮やかな新緑のなかで、讃美歌の斉唱とともに、同志社に多大な貢献をいただいた故人に対して、参列に加わった人々の手から何本もの献花と永遠の眠りに向けて祈りが捧げられました。
現在に至るまで、創立者新島の傍らには、新島の志を共有した人、受け継いだ人、同志社の教育に生涯にわたって情熱を注いだ人、そして彼らが愛した家族、多くの人々が眠っています。
同志社の歴史は、このような数多くの同志社人の手で創られてきました。一人一人を大切にした新島は、「知識あり、品行あり、自ら立ち、自ら治むるの人民」の育成に心血を注ぎ、終生、人を活かし、人に活かされたひとりの人間でもありました。
時を経て、その精神が受け継がれている現在、ここ同志社墓地は、同志社人の「終着点」であり、また、同時に「始発点」でもあり続けています。
なお、墓参の道しるべとして、小冊子、同志社墓地のご案内『Forever』を作成しています。ご入用の方は同志社法人事務室までお申し出ください。
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