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2012.6.14 「新島襄海外渡航の地碑」碑前祭を開催しました

6月14日(木)11時から、函館市大町において、「新島襄海外渡航の地碑」碑前祭が大谷實総長、片岡格函館市副市長ほか法人関係者、校友、同窓、函館市民の方々などの参加のもとに行われた。同志社の創立者新島襄は、日本の現状を憂い、世界に目を向け、また海外事情とキリスト教を学びたいという抑えがたい情熱にも駆られ、国禁を犯して1864年、21歳の若さで函館から脱国した。脱国に際し、新島がアメリカ商船ベルリン号に乗船するために小船に乗り込んだこの場所に、「新島襄海外渡航の地碑」が建立されたのは、1954年のことである。毎年行われるこの碑前祭は、同志社の原点とも言える碑前において、同志社関係者、卒業生などが一堂に会し、新島先生の想いを改めて心に刻む機会となっている。

式典は厳かな雰囲気の中始まり、讃美歌312を一同で斉唱し、続いて大谷総長から式辞があった。式辞の中で、大谷総長は、「当時の新島の胸中を振り返ってみると、日本の将来のために、敢えて国禁を犯して出国した新島の志が、鮮明に浮かび上がってくる。新島の波乱に富んだ生涯の原点は、ここ函館の地にあるといってよい」と話し、続いてこの碑を60年近く守ってこられた函館市民の皆様に対する感謝の意を述べた。その後、片岡函館市副市長の挨拶、カレッジソング斉唱と続き、最後に碑前に花束を捧げ、滞りなく終了した。

この碑前祭を通じて、同志社と同志社の原点である函館市との連携が、今後ますます深まる事を期待して止まない。

当日の様子

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