2月13日、17時から「第171回新島襄生誕記念会」が学校法人同志社、同志社校友会、同志社同窓会の共催により、新島旧邸の隣にある同志社新島会館で開催され、約130名の参加者が集い、新島襄の生誕を祝った。
生誕記念会では、北幸史法人事務部長の司会により、第一部として礼拝が行われた。三好美恵子教諭(同志社女子中学校・高等学校宗教主任)の奏楽で一同讃美歌21-412を斉唱し、桜井希教諭(同志社中学校・高等学校)の聖書朗読と祈祷の後、大谷實総長から挨拶が述べられた。その後、頌栄21-27を一同で斉唱し、桜井希教諭の祝祷で礼拝を終えた。引き続き第二部表彰式では大谷総長から、第21回の新島研究論文賞として伊藤豊山形大学人文部教授、新島研究功績賞として大河ドラマのチーフ演出を手がけられた加藤拓NHK専任ディレクターが表彰された。続いて、新島襄生誕記念懸賞論文の受賞者の表彰があり、応募総数92編の中から、中学校の部では新島が渡航前に立ち寄った下風呂の地から遥々駆けつけてくれた佐藤凌太さん(風間浦中学校1年)、高等学校の部では山田里実さん(同志社国際高等学校3年)がそれぞれ最優秀賞として総長から表彰状が手渡された。その他、9名に優秀賞、佳作が贈られた。引き続いて、懸賞論文審査委員会を代表して山本真司委員長(同志社国際中学校・高等学校教諭)が講評、中村友一同志社校友会副会長からお祝いのことばが述べられた。その後、論文賞、功績賞、懸賞論文最優秀賞の皆さんから受賞者のことば、最後に、阿部登茂子同志社同窓会長から感謝のことばが述べられ、表彰式を終了した。
休憩を挟み、第三部では、布留川正博同志社社史資料センター所長から功績賞の加藤拓氏の紹介があり、加藤氏から「豊かさとは何だろうか?大河ドラマ「八重の桜」創作のキーワード」という題目で講演が行われた。
新島の生誕を祝う会として、出席者の思いを一同にした。 |