4月14日の松山義則元同志社総長・理事長のご逝去を受け,5月11日(日)14時から,約700名の参列者が集う中,栄光館ファウラーチャペルに於いて追悼礼拝が執り行われた。
石川 立大学キリスト教文化センター所長の司式により最初に一同で讃美歌を斉唱し,引き続き中村信博女子大学宗教部長による聖書朗読ならびに祈祷が行われた。続く水谷 誠理事長による「復活の主・命の主」と題した説教の中では,この大きな悲しみと喪失をキリスト教においては神の御許に召されたと理解し,「神が共にいる」という恵みは,天に召された人だけでなく,地上に生きる我々も同じであり,神の見えざる手に我々も導かれていると説かれ,祈りを捧げられた。
追悼のことばにおいては,大谷 實総長から,大学における京田辺キャンパス設立や私立大学連盟における理事としてのご活躍など,学内外でのご活躍を決して忘れてはならない,同志社にとって大きな損失であり,大変無念であると語られた。濱 直樹同志社スポーツユニオン会長・学校法人同志社理事からは,同志社大学アーチェリー部や同志社校友会へのご尽力にも言及し,松山先生の深い愛情でこれからも私たちに大きな力と勇気を与えていただきたいと語られた。鈴木直人同志社大学心理学部教授からは,松山先生を通じて同志社を学び,同志社教育を知った。また,心理学界においても多大な功績を残されたことに感謝を捧げると語られた。
その後,水谷理事長による祝祷,ご遺族代表の挨拶と続き,最後に村田晃嗣同志社大学長・学校法人同志社理事から,松山先生の同志社への永年の貢献に深く感謝すると同時に,同志社創立150年に向け,同志社が文字通り同志社として,志を同じくする者たちの学園として前進していく所存であることを松山先生の御霊前に誓いたいとの挨拶があって,参列者による献花により礼拝は締めくくられた。
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