若王子山頂には同志社共葬墓地があり、1890年創立者新島襄が葬られて以来、山本覚馬やデイヴィス、新島八重をはじめ同志社にゆかりのある関係者や教職員などが埋葬されています。
今年は、5月23日(金)14時から納骨式を執り行いました。水谷理事長の聖書朗読ならびに祈祷、大谷総長の式辞に続き、故笠井昌昭氏、故森浩一氏、故北尾幸子氏、故樋口和彦氏、故川島幸子氏、故岡野久二氏、故栗栖弘典氏、故杉田宗久氏の8名の分骨が共葬墓に埋葬されました。
当日は五月晴れの中、ご遺族、関係者を含め50名以上の方々が葬列されました。鮮やかな新緑のなかで、讃美歌の斉唱とともに、同志社に多大な貢献をいただいた故人に対して、参列者から何本もの献花と祈りが捧げられました。
現在に至るまで、創立者新島の傍らには、新島の志を共有した人、受け継いだ人、同志社の教育に生涯にわたって情熱を注いだ人、そして彼らが愛した家族など、多くの人々が眠っています。
同志社の歴史は、このような数多くの同志社人の手で創られてきました。一人ひとりを大切にした新島は、「知識あり、品行あり、自ら立ち、自ら治むるの人民」の育成に心血を注ぎ、終生、人を活かし、人に活かされたひとりの人間でもありました。
時を経て、その精神が受け継がれている現在、ここ同志社墓地は、同志社人の「終着点」であり、また、同時に「始発点」でもあり続けています。
なお、墓参の道しるべとして、小冊子、同志社墓地のご案内『Forever』を作成しています。ご入用の方は法人事務室までお申し出ください。
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