6月25日、大学今出川キャンパス良心館で、全同志社220人の教職員の参加を得て、2014年度の同志社研修・交流会を開催しました。
同研修会は毎年この時期に開催され今年で7年目を迎えます。本年度は、基調の全体会に大学卒業後10年前後の卒業生を迎えてのパネル・ディスカッションと6つの分科会による開催となりました。
同志社中学の園田毅教頭の司会のもと、大久保雅史・同志社一貫教育委員長の開会の挨拶に続いて、大谷實総長から開催にあたって「同志社の園児・児童・生徒が抱える諸問題の解決に向け、全教職員が連携し、同志社一貫教育の一層の充実と発展を図りたい」と力強い激励がありました。
分科会では「学校間の接続」「国際主義教育」「授業実践」「課外の取り組み」の4つのテーマに6つの会場に分かれて各校から事例発表があり、参加者からは他校の意欲的な取り組みに大いに刺激を受けた等の感想がありました。
また、パネル・ディスカッションでは、大久保コーディネータのもと「一貫教育の強みと課題」をテーマに、京都文化博物館学芸員の長村祥知さん、神戸電鉄の中島崇さん、宇多野病院看護師の刀禰由紀乃さん、弁護士の矢吹遼子さんの4人の卒業生をパネリストに迎えてお話をお聞きしました。現役大学生をパネリストに迎えた昨年度の卒業生版ともいえる企画でしたが、大学生と違い、すでに社会の一線で活躍されている現職に至るまでのプロセスで、決め手となった恩師の励ましやアドバイスの紹介があり、生徒の一生に関わる重要な決断に、中高の教員の果たす役割の重要さを再認識する機会となりました。
その後、場所を京都ガーデンパレスに移して交流会が開催されました。国際中高の古城正裕主任の司会のもと、国際学院の森田喜基先生による祈祷、同志社中高の木村校長による乾杯で始まりました。交流会は立食形式で行われましたが、教科ごとに分けられたテーブルでは、各校の担当者同士の交流が図られ、分科会での事例発表を元に他校との情報交換に話が尽きませんでした。
最後に、一貫教育委員会幹事の林貴美先生による閉会の辞でお開きとなりました。
(法人事務部一貫教育調整課) |
大谷総長
第3分科会
パネルディスカッション
交流会の様子 |