11月15日(日)、同志社大学京田辺校地デイヴィス記念館において、大学体育会卓球部、同OB・OG会の主管により、「法人内中学校・高等学校卓球部交流試合(総長杯)」が開催された。第一回となった今回は、約80人の中高生が参加し、各校顧問の先生、各校OB、技術講習した大学生27人を合わせ、113人もの参加があり盛大な行事となった。
大会趣旨を確認説明したあと、大学生レギュラーによる男女別模範試合が行われた。派手なプレーが決まると中高生からはどよめきが起こった。
続いて、高校生中学生、さらに男子女子の4つのクラスに分かれて大学生による講習会が開かれた。各クラスの具体的な練習内容は異なっていたが、どのクラスでも基礎的な技術やフットワークの練習を中心に行った。また高校生のクラスはそれに加えて試合で直接使える技術や試合形式といった応用的な練習も行った。練習の流れとして、まず全員を一つの台に集め大学生がポイントを説明しながら見本を見せ、それから各台に分かれて実践するという練習を何度か繰り返した。さらに、うまくできていない中高生がいた場合には大学生が個別にアドバイスをしたり、時には腕を持ったりして教えた。練習メニューを考え指導したクラスのリーダーの一人は「どこの講習会でも聞くことができる基礎的なことばかりではなく、自分が今まで経験してきた上で本当に重要だと考えていることを取り入れた」と話した。
そして午後からは交流戦(団体戦)がトーナメント形式で行われ、優勝した同志社高校男子、同志社高校女子、同志社国際中学校男子、同志社香里中学校女子にはそれぞれ「総長杯」が授与された。
一日を振り返って、参加した中高生は「普段より簡単なメニューにも関わらず、質が高い練習ができた」、「大学生が自分にあった練習法を提示し、的確なアドバイスをくれたおかげで技術が少しレベルアップしたように感じた」、「自分はできていると思っていることも、レベルが高い人と打つことで新たな課題を発見できた」などの感想を述べた。また卓球の技術以外で、キャプテンとしてチームをどうまとめるかを学んだという感想もあった。一方大学生も「自分とは違うレベルの人に教える際には、どのようにすればうまく伝わるかということを考えさせられ勉強になった、中高生もしっかりとアドバイスを聞いてくれるので嬉しく、教えがいがあった」と話し、本日の講習会と交流試合は、大学生、中高生それぞれにとって貴重な機会となった。
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全員集合写真
模範試合
講習・指導
大会(高校男子)
大会(中学女子)
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