11月20日(金)に、同志社創立140周年記念シンポジウム「リベラルアーツ教育の日米比較」を良心館107番教室において開催した。
冒頭、大谷総長の挨拶に続き、川口大学全学共通教養教育センター所長が趣旨説明を行った。当初、アーモスト大学のビディ・マーティン学長の基調講演が予定されていたが、事情により来日がかなわなかったため、当日は、サムエル・モース教授が「アメリカのリベラルアーツ教育」と題した講演内容を代読された。そこでは、主にリベラルアーツ大学の特色や課題、アーモスト大学の教育の仕組みについて紹介があった。続けて、国際基督教大学の日比谷学長から「ICUのリベラルアーツ教育」というタイトルで招待講演が行われ、その中では、学生が身につけるべき5つの力を紹介された後、ICUの教育内容を紹介された。その後、村田学長が両講演の内容を踏まえ、本学の今後の展開についてコメントを述べ、引き続いて、パネルディスカッションが行われた。そこでは、学生寮の仕組みや寮での学び、海外からの学生を増やす方策、大規模大学におけるリベラルアーツ教育の取組みについて主に議論が行われた。
日米の代表的なリベラルアーツ大学からの講演とシンポジウムに参加者は興味深く聞き入り、質疑応答も活発に行われ、今後の同志社大学の取組みを展望する140周年の記念に相応しいシンポジウムとなった。 |