11月29日(水)9時から、若王子山頂にある同志社墓地において同志社創立記念日祈祷会が執り行われた。
これまで開始時間は7時であったが、参加者の安全を考慮し、本年度から9時始まりとなった。時間を遅らせたことで参加がしやすくなったこともあり、約450名の参加があった。
祈祷会は同志社小学校宗教科の中川好幸教諭による司会により厳かに始められ、皆で黙祷を捧げ、讃美歌「真実に清く生きたい」を歌った。その後、聖書ヨハネによる福音書8章31−36節の朗読、祈祷に続き、同志社学生聖歌隊による合唱が行われた。中川教諭は祈祷のなかで、「時代の移り変わりの中で同志社の始まりの時の思いをどれだけ受け継ぐことができているのか、同志社に連なるものが自らに問いかけ、また、新たな歩みをするべくこの時が生かされますように」と祈られた。
引き続き、同志社国際学院初等部・国際部の石川眞弓教諭の「同志“者”の自由」と題した奨励があった。新島先生が考えた「真誠の自由」の源は、宗教改革者ルターが聖書より発見した「キリスト者の自由」と同質のものであり、「自ら進んで人々に仕える者となる」ことを意味している。この自由は、「キリスト教の徳化」即ち「良心教育」があって初めて手に入るものであり、このことを創立記念日に、志を同じくする“者”と、分かち合いたいと語られた。その後、一同で「頌栄」を歌い、黙祷を捧げた後、創立記念日祈祷会は幕を閉じた。
今年も学生・生徒・児童・園児、教職員から卒業生に至るまで、幅広い年齢層の方々の参加があり、それぞれが新島先生の思いに心を寄せる機会となった。
(お知らせ)
次回、2018年1月23日(火)創立者永眠の日祈祷会の開始時間も午前9時となります。 |