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2018.11.29 同志社創立記念日祈祷会を執り行いました

 

 11月29日(木)9時から、若王子山頂同志社墓地において創立143周年同志社創立記念日祈祷会が執り行われた。

 大学キリスト教文化センター三木メイ准教授の司会により黙祷を捧げて祈祷会が始まった。同センター横井和彦所長の「愛の油を」と題した奨励では、私学を取り巻く状況は厳しさを増しており、得てして競争に勝つこと、効率的であることを意識し過ぎるきらいがあるが、法人内各学校は新島の志を引き継ぎ、学問の探究とともに、キリスト教を徳育の基本として人格を陶冶する教育を実践していくことこそが大切である。また、新島の言葉「諸君よ、もし理論をもって是非を判別せんと欲せば、決して難しきにあらざるなり。しかれども諸君よ、願わくばその理論に愛の油を注ぎ、もってこれを考えよ」を引用し、園児・児童・生徒と教諭、学生と教員、職場の上司と部下、教職員と法人あるいは学校の経営陣などの間での様々な問題について愛を土台にした言葉を交わして欲しいと話された。たとえどんなに激しい議論の中にも、愛を土台に論議すれば、そこから出ずるものはお互いを生かすものとなると述べられ、一同改めて、校祖新島が愛した言葉を深く心に刻んだ。

 その後、一同による「頌栄」の斉唱、黙祷により、創立記念日祈祷会は締めくくられた。

 今年の参加者は約340名であった。園児・児童・生徒・学生、教職員から卒業生に至るまで、幅広い年齢層の人々が墓前に集い、今後も新島精神が脈々と受け継がれていくことが感じられた祈祷会であった。

 

 

当日の様子
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