2019.1.23 創立者永眠の日祈祷会を執り行いました
1月23日(水)9時より、若王子山頂の同志社墓地にて、創立者永眠の日祈祷会が執り行われた。昨日までの雨も止み、朝の清々しい光の中、感謝をもって礼拝の時を迎えることができた。今年も多くの園児・児童・生徒が参加し、282名が山頂に集った。会は厳かな黙祷に始まり、一同で讃美歌85番を唱和した。司会の生田香緒里教諭(女子中学校・高等学校宗教主任)によりエフェソの信徒への手紙3章18〜19節が拝読され、同教諭により祈祷が捧げられた。次いで新島襄の詩による「庭上の一寒梅」を聖歌隊(女子中学校・高等学校)が合唱した。 「和気満堂」――庚寅新春の願い――と題して辻村好教諭(女子中学校・高等学校校長)により奨励が行われた。「和気満堂」という言葉は、新島が亡くなる直前、つまり庚寅の年(1890年)に、原市教会の半田平次郎への年賀状に添えて贈った言葉である。穏やかで温かな空気が堂に満ちる、というこの言葉は、原市教会に向けたものでありながら、新島が最後の最後まで同志社に対して願ったことではないだろうかと述べられた。今も本学の総長室などにこの言葉が掲げられている。同志社に集う一人一人がこの言葉を心に留め、互いを思い合い、温かさに満ちた学園となるよう、日々歩んでいきたいと思いを新たにした。 続いて八田総長をはじめ参加者が祈祷を捧げ、頌栄541番を歌い、黙祷をもって会を終えた。一同は祈祷にそれぞれの心の中の祈りを合わせ、山を降りた。麓の若王子神社境内では暖が用意され、新島が好んだ蕎麦やぜんざいなどがふるまわれ、皆で心温まる交流のときを持つことができた。 |
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