2019.11.29 創立144周年記念式を執り行いました
「創立144周年記念式」が11月29日、11時から大学神学館礼拝堂において挙行された。 式は、高橋聖子女子大学嘱託講師の奏楽、山崎敏昭中学校・高等学校長の司会進行により、讃美歌「21-412」の斉唱、横井和彦大学キリスト教文化センター所長による聖書朗読ならびに祈祷に続き、松岡敬大学長が「同志社設立の始末」を朗読した。「同志社設立の始末」は、幕末に函館から脱国し、アメリカで学び、大学設立の志を抱いて帰国した新島襄が、山本覚馬とともに京都で同志社を結社し、1875(明治8)年11月29日、同志社英学校を設立した始末の大略である。一同が新島襄、山本覚馬、宣教師デイヴィス、同志社英学校開校時の8名の生徒、そして新島襄の妻八重をはじめとした関係者に思いを馳せた。 八田英二総長の式辞では144年の歴史を振り返り、これまで本学の教育事業に貢献してきた教職員に対する感謝の意が表され、引き続きの協力が求められた。また、「学校を取り巻く環境が複雑化・多様化する中で、建学の精神である「自治自立の精神を涵養し、良心を手腕に運用する人物の養成」を堅持し、教育改革を推進することが私たち社員の使命であり、新島がどのような思いで教育理念である「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を三位一体で唱えたのか、そして後を託した社員に何を望んだのか、創立記念日を機に今一度、自問することが大切である。同志社教育の特色はキリスト教主義精神に立脚した人物育成にあるが、これを現代の教育にいかに適用するかが社員の喫緊の課題であり、キリスト教主義精神に立脚し、学生、生徒、児童、園児一人ひとりの個性を引き出し、これからの社会で生き抜く人物を育成することに最大限の力を注ぐことこそが本学の教育事業に切に求められている。」と述べられた。 引き続いて、一同が永眠者に記念黙祷を捧げ、カレッジソングを斉唱したのち、頌栄「21-27」の斉唱、小崎眞女子大学宗教部長の祝祷が行われた。最後に、八田英二理事長から永年勤務者に対して表彰状と記念品の贈呈が行われ、式は締めくくられた。 |