2020.1.18 第37回東京新島講座を開催
1月18日(土)に、第37回目となる東京新島講座を同志社大学東京サテライト・キャンパスにおいて開催した。冒頭、八田英二総長・理事長から「本講座は、同志社創立100周年を記念した新島基金による事業の一環として開催しており、同志社の卒業生や関東地区在住の方々に同志社の研究成果をお示しし、交流、連携を図るとともに、学術文化の発展に寄与することを目的に開催している。」との開催挨拶があり、引き続いて小松光代女子大学看護学部教授と中谷内一也大学心理学部教授による講演が行われた。 講演第1部では、小松教授が「健康長寿の鍵は『快眠』にあり:睡眠と生活習慣病・認知症との関係」の演題で講演をされた。冒頭に、睡眠負債の蓄積による身体への影響や不眠のタイプと加齢に伴う変化のメカニズムについて紹介された。また、睡眠と生活習慣病や認知症との関係について解説がなされ、結びに健康的な生活実現のための快眠の実践方法について述べられた。 講演第2部では、中谷内教授が「人々からの信頼を高めたいなら」の演題で講演をされた。最初に、信頼は何によって決まるのか、信頼を構成する要素やその強さについてお話をされた。そして、信頼の危機に陥った際に取り組むべきことについて、過去の企業事例や調査結果をもとにわかりやすく説明され、組織の透明化や信頼回復を実現する際の自発的な対応と外圧による強制的な対応の違いについても解説がなされた。 約70名の参加者は、気鋭の2名の教授による熱意ある、時折笑いも交えた講演に興味深く聞き入り、講演後の質疑応答も活発になされ、熱気溢れる講座となった。 |