2022年4月4日,良心館201教室において新入社員を対象とし,同志社の建学の精神,同志社の歴史,同志社のキリスト教主義等を理解する機会を提供することを目的として,第17回キリスト教教育講演会が開催された。始めに八田英二総長・理事長から「今後皆様は,教育,研究,支援など様々な業務に取り組んでいかれる中で,時には大変な試練と出会われることもあるかもしれません。そのような時に,本日の同志社を代表する二人の先生のお話が,私学である同志社そして個々人の役割について考える基礎になればと願っております」と挨拶があった。
続いて,第1部では,中村 信博 女子大学学芸学部特別任用教授より「新島襄と同志社のキリスト教教育」の演題で講演があった。新島襄が育てようとした人物像とはどのようなものか,新島が理想とする自由とは何か,等について語られ,教育には輪郭を造ることがあってはならないとのお話があった。
また,第2部では,本井 康博 大学神学部・神学研究科元教授より「「志立」学校の覇者・同志社−創立者からのメッセージ−」との演題で講演があった。新島の志や同志社の建学の精神について,それらが育まれた新島のバックグラウンドと併せてお話があった。また,最後には「皆さんも,是非「同志」となって頂きたい。同志がいる限り,同志社はあり続ける」と語られた。
出席した新入社員は,同志社の歴史と建学の精神を深く理解するとともに,同志社の発展のために寄与する責任の重さを自覚する機会となった。
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