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2022.11.29 同志社創立記念日祈祷会を執り行いました

 

 11月29日(火)9時から、若王子山頂にある同志社墓地において創立147周年の同志社創立記念日祈祷会が執り行われ、87名が参加した。

 大学キリスト教文化センター村上みか所長の司会により、黙祷を捧げて祈祷会が始められた。同センター越川弘英教授により、ルカによる福音書11章4a節による「罪と良心」と題した奨励があった。奨励では、「新島襄は、罪とは人間の道徳性を蝕み続ける要素であり、『神の命令に背き、或いは人倫の道を乱し、或いは己の心において、済まざると思う事を犯すを皆、罪という』と述べ、『罪を罪とも思わぬ者』が人間性の破綻を迎える可能性を示唆している。まさに『罪』の自覚と『良心』とは表裏一体のものと言えるだろう。『罪』という概念がキリスト教において極めて重要であることを踏まえ、『良心教育』や『人一人は大切なり』を掲げる同志社においてはこの罪の問題を大きな課題として今日改めて意識し、『罪を知る良心に満ちた人物』こそ、新島が待望した『天真爛漫として、自由の内自ら秩序を得、不羈の内自ら裁制あり、(中略)自ら自個の運命を作為するかのごとき人物』の根源となるものとして、私たちが共にめざすべき、またつねに立ち帰るべき原点ではないかと思う」と述べられた。
その後、一同が「頌栄」を黙唱し、最後に黙祷を捧げて、同志社創立記念日祈祷会の幕を閉じた。雨天の中、学生・生徒・児童・園児、教職員から卒業生に至るまで、幅広い年齢層の方々が墓前に集い、今後も新島精神が脈々と受け継がれていくことが感じられた祈祷会であった。

当日の様子

当日の様子

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