2022.11.29 創立147周年記念式を執り行いました
「同志社創立147周年記念式」が11月29日11時から大学神学館礼拝堂において挙行された。 式は、高橋聖子女子大学嘱託講師の奏楽、戸田光宣国際中学校・高等学校長の司会のもと、大倉真人女子大学宗教部長による聖書朗読ならびに祈祷に続き、小ア眞女子大学長が「同志社設立の始末」を朗読した。「同志社設立の始末」は、幕末に函館から脱国し、アメリカで学び、大学設立の志を抱いて帰国した新島襄が、山本覚馬とともに京都で同志社を結社し、1875(明治8)年11月29日、同志社英学校を設立した始末の大略である。一同が新島襄、山本覚馬、宣教師デイヴィス、同志社英学校開校時の8名の生徒、そして新島襄の妻八重をはじめとした関係者に思いを馳せた。 八田英二総長の式辞では147年の歴史を振り返り、同志社揺籃期の熊本バンドの活躍について紹介されたうえで、「新島から始まり、熊本バンドに引き継がれた良心教育ですが、同志社は本年11月、創立147周年を迎えました。この間、新島の蒔いた種が芽を吹き、新島の遺志を継いだ数多の教職員が同志社を見事な大木へと育て上げました。ここに本年の創立記念式典で永年勤務者として表彰された皆様に心からの感謝の意を表します。25年にもわたるご奉職により、私学同志社の地位はいよいよ揺るぎのないものとなりました。これからも健康に留意され、良心教育の完遂に向けて、なお一層のご協力を宜しくお願いいたします。」とこれまで本学の教育事業に貢献してきた教職員に対し、謝辞を述べられた。また、同志社創立150周年記念事業の一つ『同志社百五十年史』の編纂が始まったことにも触れ、「同志社の現況を正確に把握し、課題を再発見し、今後の進むべき道を定めるためには、これまでの足跡を正確に記録し、検証し、次代に伝えることほど大切な作業はありません。」と『同志社百五十年史』刊行の重要性について述べられた。 引き続いて、一同が永眠者に記念黙祷を捧げ、富田正樹香里中学校・高等学校宗教主任の祝祷が行われた。最後に、八田英二理事長から当日出席された永年勤務者10名に対して表彰状と記念品の贈呈が行われ、式は締めくくられた。 |