2023年1月24日、同志社建学の精神ともいえる‘良心教育’に関するシンポジウムが開催された。冒頭、八田総長・理事長から｢第9回目となる今回は、女性教育の視点からの同志社教育、特に良心教育について皆さんとともに考える機会としたい｣と挨拶があった。
　続いて、中村信博女子大学学芸学部特別任用教授から｢キリスト教教育と良心−同志社女性教育の伝統から考える−｣と題した基調講演があり、同志社女性教育の伝統を基に、女性教育を支えてきた「学内礼拝」の重要性や、良心教育と倜儻不羈の精神を両立することの責任、女性のみならず、多様性を受け入れる開かれた学修コミュニティの必要性等についてお話いただいた。
　休憩を挟んだ後、「同志社の良心教育と女性教育」のテーマで、コーディネーターに小�ｱ眞女子大学長、パネリストに村上みか大学キリスト教文化センター所長、工藤尚子香里中学校・高等学校教諭も加わってパネルディスカッションが進められた。女性教育の在り方について、パネリストの女性観やジェンダー観に関する実体験を交えながら、活発なディスカッションがなされた。最後に、小�ｱコーディネーターから、このようなディスカッションを通して同志社良心教育と女性教育についてそれぞれに感じ取っていただくこと、またこのような発信を続けていくことが重要であるとの言葉で締めくくられた。