2023年4月3日,女子大学栄光館ファウラーチャペルにおいて新入社員を対象とし,同志社の建学の精神,同志社の歴史,同志社のキリスト教主義等を理解する機会を提供することを目的として,第18回キリスト教教育講演会が開催された。講演に先立ち,八田英二総長・理事長から「本日の講演会が,本学の建学の精神に基づく良心教育について考えていただく一助となれば幸いです。また,是非礼拝やチャペルアワーにもご参加いただき,同志社や同志社の建学の精神について理解を深めていただきたい」と挨拶があった。
続いて,第1部では,村山盛葦 大学神学部教授より「新島襄とキリスト信仰」の演題で講演があった。新島の信仰について,また新島が所属した「会衆派」についてキリスト教主要教派系統図を交えながら解説され,「私の話を鵜呑みにしないよう,皆さんが責任をもって自己判断し,理解と学びを深めていっていただきたい」と述べられた。
また,第2部では,本井康博 元大学神学部・神学研究科教授より「同志社を同志社にするために〜志を継ぐ「同志」の起り来らん事を〜」との演題で講演があった。私立学校における「志」の重要性や新島襄が掲げた志の解説ののち,「同志社の教職員となられたみなさんには,新島の志に共鳴する同士そして後継者となっていただきたい」と語られた。
出席した新入社員には,同志社の歴史と建学の精神を深く理解するとともに,同志社の発展のために寄与する責任の重さを自覚する機会となった。
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