2023年6月13日、大学クラーク記念館クラーク・チャペルにおいて、中村信博女子大学特別任用教授を講師に迎え、入社5年目の教職員を対象とした第10回同志社キリスト教教育研修会が開催された。開催にあたり、八田英二総長・理事長から、同志社のキリスト教主義、建学の精神等について再認識するための機会提供を目的とする趣旨の挨拶がなされた。また、キリスト教主義を礎とした良心教育を同志社の各学校に行き渡らせ、明日の同志社を築いていくために、研修で得たことを各職場に持ち帰って同僚にも伝えていただきたいとの要望がなされた。

 中村教授からは、｢新島襄の同志となるために｣の演題で講演が行われた。新島襄先生の軌跡を軸に、同志社が私立学校であることの意味やキリスト教で教えるということ、また、それらを基盤に同志社が目指す教育のあり方についてお話しいただき、教職員が共に考える良き機会となった。

 講演に引き続き、村上みか大学キリスト教文化センター所長をコーディネータとして、受講者からの感想や質問に時間の許す限り丁寧に解説をいただいた。最後に新島のキリスト教に対する考えを参加者と共有して研修会を終了した。