新島スカラー・同志社新島スカラー
同志社の創立者新島襄は、アメリカ屈指のリベラル・アーツ・カレッジであるアーモスト大学を1870年に卒業しました。アーモスト大学第12代学長Charles Woolsey Cole(在任 1946-1960)は、同志社の創立者新島襄を記念して、日本からの留学生を恒常的に受け入れるために1954年に「新島スカラーシップ」を設立しました。以降、同志社から隔年ごとに留学生を派遣しています。
また、1984年、学校法人同志社は、同志社創立100周年記念事業寄付金の一部をもって設定した新島基金により運営される「同志社新島スカラーシップ」を設立しました。「同志社新島スカラー」は、「新島スカラー」の募集の行われない年次毎(隔年)に募集されるので、同志社から毎年1名がアーモスト大学へ派遣されることになりました。
この奨学金で派遣された学生は、アーモスト大学の3年生に正規学生として編入され、正規の課程を修了すれば2年後にはアーモスト大学の卒業生となることができます。アーモスト大学は徹底した少人数教育で全米に知られており、同大学で過ごす2年間は米国はもとより世界中から集まった優秀な学生たちと席を並べて勉学にいそしむことになります。またコーラス・グループをはじめとして課外活動もたいへん活発であり、充実した2年間となることでしょう。
これまで、この奨学金で同志社の多くの学生諸君がアーモスト大学を卒業し、リベラルアーツ教育で培った幅広い知識・卓越した語学力そして多彩な人的ネットワークを活かして、教育・研究機関、国際機関、外資系企業など国際的な舞台で活躍しています。新島襄の母校であり、同志社の原点とも言えるアーモスト大学で学べるこの奨学金制度へ、積極的に応募されることを願っています。